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IIJとB-EN-G、海外法人向けERP「A.S.I.A.」を月額課金型でクラウド提供

 株式会社インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)と株式会社IIJグローバルソリューションズ(以下、IIJグローバル)、東洋ビジネスエンジニアリング株式会社(以下、B-EN-G)の3社は5日、ビジネスアプリケーションのクラウド提供で協業すると発表した。これに伴いIIJグループでは、IIJのクラウドサービス「IIJ GIOサービス」のラインアップに、B-EN-Gの海外法人向けERPパッケージ「A.S.I.A.(エイジア)」を活用した、「A.S.I.A. GP SaaS on IIJ GIO」を追加し、同日より提供開始する。

 IIJグローバルでは従来、会計から販売・購買・在庫管理まで、海外拠点の業務に必要な機能を網羅したERPパッケージ「A.S.I.A.」を、IIJ GIOサービスの基盤上に構築したプライベートクラウドサービス「G-BASS ERP Lite」を提供していた。

 今回の「A.S.I.A. GP SaaS on IIJ GIO」はこれを刷新したもので、高いセキュリティレベルで提供されるハイエンドプランに加えて、パブリックな基盤で構築された、ID課金型のリーズナブルなプランを新たに提供する。

 1IDあたりの価格は契約するID数によって変わるが、例えばERP版では、5IDまでの場合で月額3万6000円(税別)、6~10IDの場合で月額3万1000円(税別)、11ID以上の場合で月額2万6000円(税別)。

 会計版では、5IDまでの場合で月額3万円(税別)、6~10IDの場合で月額2万5000円(税別)、11ID以上の場合で月額2万円(税別)となる。なおいずれの場合も、別途、初期費用(個別見積もり)が必要。

 また、中国、東南アジア、欧州など、海外で展開しているIIJ GIOの基盤においても、順次サービス設備を構築し、世界各地域の現地法人向けに、基幹業務システムを提供していく予定とのこと。

 販売については、IIJグループとパートナー各社が国内および海外拠点で販売するほか、B-EN-Gとパートナーは海外現地法人で販売する。販売目標は、3社合計で初年度が20社、3年で100社。

石井 一志