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NRI、IT運用管理ソリューションの最新版「Senju Family 2018」を提供開始

 株式会社野村総合研究所(以下、NRI)は25日、IT運用管理ソリューション「Senju Family(センジュ・ファミリー)」の最新版となる「Senju Family 2018」を12月から提供開始すると発表した。

 Senju Familyは、システム運用管理ツールの「Senju/DC」、統合運用管理基盤の「Senju/EN」、サービスデスク対応用の「Senju/SM」など複数の製品から構成されるソリューション。

 最新版のSenju Family 2018では、AIを活用した「Senju/ASM」と、マルチクラウド環境を一元管理する「Senju/PV」を新たに追加した。

 Senju/ASMは、システムからの異常メッセージや稼動履歴、利用者からの要求と運用担当者の対応履歴、外部ベンダーへの依頼状況など、Senju Familyに集まるさまざまな情報(ナレッジ)を活用。特徴的な単語の一致度や前後イベントとの相関分析による自律的なレコメンド機能などにより、システム障害の予兆検知やナレッジの有効活用が期待でき、システム利用者の視点に立った「ITサービスマネジメント」を強化する。

 Senju/PVは、既存のオンプレミス環境とクラウドをシームレスに可視化する機能で、個別システムのサービス価値や品質といったカテゴリーごとの状況をグラフで表示する。また、Senju/ DCの「マルチクラウド管理」機能を合わせて利用することで、オンプレミスに加え、Amazon Web Services(AWS)、Microsoft Azure、Google Cloud Platformなどのパブリッククラウド環境での状況も可視化され、一元管理できる。

 これらの新製品と新機能は、NRIがSenju Familyをベースに構築した運用基盤クラウドサービス「mPLAT」においても提供する。mPLATでは、AWSおよびMicrosoft Azureの管理機能を強化している。

 NRIでは、Senju Family 2018の発表セミナーを、11月21日に東京で、11月29日に大阪でそれぞれ開催する。