ニュース

NRI、リモートワークの普及を踏まえたシステム運用管理製品「Senju Family」新版を提供

外部サービス連携によるシステム運用の迅速化も実現

 株式会社野村総合研究所(NRI)は9日、企業向けシステム運用管理ソリューション「Senju Family(センジュファミリー)」の新版を2月より提供開始すると発表した。

 Senju Familyは、システム運用管理ツール「Senju/DC」や、統合運用管理「Senju/EN」、サービスデスクツール「Senju/SM」などから構成されるシステム運用管理ソリューション。

 現在の企業においては、新型コロナウイルスの感染拡大によってリモートワークが普及し対面でのコミュニケーションが減少しているが、そうした中で企業のシステム運用部門では、開発部門やビジネス部門との間において、組織をまたいだ連携を強化すること課題になっているという。

 また、複数のクラウドサービスを使い分けるマルチクラウド環境の本格活用が進んでおり、システム運用においても、異なる環境に分散した複数の外部サービスやツールを効率的に管理することも求められてきた。

 今回の新版では、そうした環境の変化を踏まえて、組織をまたいだ関係者への自動連携機能と、外部サービスとの連携機能を中心に強化が行われている。

 例えばシステム運用管理ツール「Senju/DC」では、Webhookによる外部連携や、稼働傾向予測・ヒートマップによる可視化を実現。統合運用管理製品の「Senju/EN」では、タグ情報の付与による管理の効率化、大量イベント処理時の性能向上といった強化が行われた。

 また、サービスデスクツールの「Senju/SM」では、ステータスの自動通知・自動エスカレーション機能に加えて、MFAによるセキュリティ強化を実現。自律型運用を支援する「Senju/ASM」においては、ワークフローの評価機能による継続的改善、外部サービスとの連携強化を行っている。

 なお新版ではこのほか、システム運用の業務実態を可視化する「運用サーベイサービス」や、クラウド型システム運用基盤のmPLATを簡単に体験できる「mPLAT/Tour」も提供を開始した。