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HOTnet、札幌市内に「S.T.E.P 札幌データセンター」を開設

 北海道総合通信網株式会社(HOTnet)は、北海道札幌市内に「S.T.E.P 札幌データセンター」を開設し、9月1日よりサービス提供を開始すると発表した。

 「S.T.E.P 札幌データセンター」は、札幌の都心部にほど近い好立地にあり、交通の便が良い都市型データセンターと、電源不足や同時被災リスクなどを回避しやすい地方型データセンター双方のメリットを合わせ持つという。

 また札幌市自体、今後30年間に震度6弱の地震に見舞われる可能性が0.1~3%、台風の接近が平年値で1.8回と、自然災害の被害を受ける可能性が低い点も強みで、建屋も不測の事態に備えた免震構造や消火設備、自家発電装置(無給油で72時間連続運転可能)を備えるなど、万一の災害時対策も行っているとした。

 床面積は約1500平方メートルで、ラックは約500ラックを収容可能。異なる変電所から本線・予備線の2系統で受電できるようにするとともに、前述の自家発電装置やUPSを用意し、非常時も電力供給を行えるようにしている。

 セキュリティ面では、24時間365日の有人監視体制に加え、ICカード認証、生体認証をはじめとした7段階のセキュリティにより、Tier4準拠のセキュリティ基準を提供するとした。

 なおサービスとしては、ハウジングサービスの提供にとどまらず、通信事業者としてのノウハウや強みを生かし、他社を含めた各種のネットワークサービスやクラウドサービスなどと連携可能な環境を提供するとのことだ。