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日本マイクロソフトとスチールケース、働き方改革の推進に向け「クリエイティブ スペース」を共同展開
2017年8月25日 06:00
日本マイクロソフトとオフィス家具メーカーの米Steelcase(以下、スチールケース)は24日、日本の法人顧客の働き方改革に貢献することを目指して、クリエイティブな思考やより良いコラボレーションを生み出すためにデザインされたさまざまなテクノロジーを備える「クリエイティブ スペース」を共同展開すると発表した。
クリエイティブ スペースは、スチールケースの建築要素と家具に、Microsoft SurfaceなどのデバイスやOffice 365を組み合わせたオフィス環境。2017年3月にスチールケースと米Microsoftが発表したパートナーシップに基づき、アジア太平洋地域では初めて、日本において協業を開始する。
オフィス環境を提供する企業として100年以上の歴史を持つスチールケースと、創造性を自然に引き出し他者とコラボレーションできることを目指して設計された「Surface」やOffice 365を持つマイクロソフトが連携することで、オフィス環境において「場」と「テクノロジ」がシームレスに融合し、創造性のある働き方改革の推進に貢献できるとしている。
協業では、東京都港区南麻布の「スチールケース ワークライフ東京」に、最新のSurface Hub、Surface Studio、Surface Book、Surface Proを配備し、さまざまなタイプのクリエイティブ スペースを開設する。また、日本マイクロソフトの品川本社オフィスの来客スペース内にも、クリエイティブ スペースをコンセプトとした小規模なスペースを設置する。
両社が設置するクリエイティブ スペースは、Surface Studioを使用して個人ワークをサポートしながら、2人が共同作業するクリエイティブワークも可能にする「デュオ スタジオ(Duo Studio)」、アイデアの共有や迅速なプロトタイプ製作に向け、Surfaceデバイスを組み合わせながら、会話や試作、集中といった作業を素早く切り替えられる「メーカー・コモンズ(Maker Commons)」、ゆったりとした姿勢でリラックスでき、注意散漫を防ぐプライベートなスペース「レスパイト・ルーム(Respite Room)」の3種類。
両社では、個別の商談やセミナー、働き方改革の取り組みを紹介するオフィスツアーなどを通じて、法人のお客様にクリエイティブ スペースを紹介していく。
スチールケースでは、自社内のコミュニケーション&コラボレーション基盤として、Office 365を導入するとともに、自社での導入・活用の経験を踏まえて、顧客にクリエイティブ スペースを提案していく。また、スチールケースの販売代理店である株式会社ワークプレースソリューションズが、新たにマイクロソフトのSurface Hub取次リセラーに加わり、オフィスの設計デザインや家具を販売するスチールケースの販売網を通じて、Surface Hubを販売する。
スチールケースでは、Microsoft Azure IoTテクノロジを活用したオフィスソリューションを今後発表する予定。新技術は、ワークスペースを改善する分析機能を顧客に提供するとともに、オフィスで働く人が多様なオフィス環境の中から、最適な場所を探し出しやすくするとしている。
日本マイクロソフトでは、オフィスの移転や開設、レイアウト変更などを行う顧客に対して、自社製品・サービスに加えて、スチールケースのソリューションも提案するほか、日本マイクロソフトが展開する「働き方改革推進会社ネットワーク」の賛同法人向けに、クリエイティブ スペースを紹介するセミナーを、スチールケースと連携して実施する予定としている。