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AI・機械学習の自動化ツール「DataRobot」、時系列データへの対応などを追加した新バージョンをリリース

 米DataRobotは25日、機械学習自動化プラットフォーム「DataRobot」の新バージョン(v3.0)をリリースをした。日本国内では5月1日に販売開始の予定。

 新バージョンでは、時系列データへの対応を開始。時系列データの特性を理解し、自動的に学習データのパーティショニングを行うことができるようになった。これにより、時系列データに内在する過学習などの問題を回避し、正確なモデルを生成できる。日付・時間型の変数から自動的に曜日・月・日などの情報を抽出し、別特徴量としてデータセットに自動追加することで、元データからは導くことの難しかったパターンの発見につなげられる。

 また、ビギナーモードとして、専門的な情報を表示しないことにより、データサイエンティストではないユーザーが、簡単にモデルの生成・利用ができるユーザーインターフェイスモードを提供。機械学習アルゴリズムとして、自動化された分析ワークフローにおける前処理段階でクラスタリングアルゴリズムを利用した新しい分析テンプレートを追加した。

 そのほか、リーズンコードのAPIサポート、LDAP認証のサポート、セキュリティの強化、リソースモニタリングツールの提供、監査ログのアプリ内閲覧などを追加した。