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トランスコスモス、機械学習自動化プラットフォーム「DataRobot」を自社導入

ノウハウを基に顧客企業向けにもDataRobot関連サービスを提供

 トランスコスモス株式会社とトランスコスモス・アナリティクス株式会社は5月31日、米Datarobotの機械学習自動化プラットフォーム「DataRobot」を、トランスコスモスのサービス部門・管理部門に導入し、データサイエンティストを100人以上育成する取り組みを開始したと発表した。

 トランスコスモスでは、AI・機械学習推進室を新設し、「1本部1データサイエンティスト」プロジェクトを始動。一般的なビジネスパーソンでもディープラーニングなどの高度な分析ができる「DataRobot」を導入した。さらに、デジタルマーケティングやEC、コールセンターなどのサービス部門に加え、人事・総務・経理などの管理部門も含め、全国の現場から選抜した50人超の社員が既に専門研修を受講し、AI・機械学習を現場に実装する取り組みを始めている。

 具体的な活用事例としては、トランスコスモスが運営する通販ブランドである「日本直販」において、ダイレクトメール/カタログ配信のリストマネジメント業務にDataRobotを活用。従来のデータサイエンティストが構築した予測モデルと比べて、売上150%増、リスト管理業務工数50%カットという、想定を大幅に上回る成果をあげることに成功したという。

 また、トランスコスモスでは、自社の成功事例や人材育成ノウハウを活用し、DataRobot Japanのリセールパートナーとして、顧客企業向けに関連サービスの提供も開始。DataRobotの販売に加え、トランスコスモス・アナリティクスのデータサイエンティストが、顧客企業での活用を念頭に置いたワークショップやトレーニングを行う。すでに20社超の導入プロジェクトが進行しており、2017年度に1億円以上の売上を目指す。