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Microsoft、「PowerShell」をオープンソース化、LinuxやOS X向けに提供
2016年8月19日 15:22
米Microsoftは18日、これまでWindows向けに提供してきたシェル「PowerShell」をオープンソース化し、LinuxやOS Xでも動作できるようにすると発表した。既に、アルファ版ビルドやソースコードをGitHubで公開している。
Microsoftでは、オープンソースへの取り組みを強化しており、8月にリリースしたWindows 10 Anniversary Updateでは、Linuxディストリビューション「Ubuntu」を開発する英Canonicalと共同で「Ubuntu on Windows」と呼ばれる機能を開発。Windows 10上で、UbuntuのBashシェルを実行できる機能を開発者向けに追加した。
こうした取り組みの一環として、Windows 7以降に標準搭載されているシェルであるPowerShellを、LinuxやOS Xで動作させるようにする。Microsoftではこれにより、WindowsとLinuxの運用チームが、異なる環境でもこれまでのツールを使って管理の自動化などを行えるようになり、共同作業が容易になるとしている。
また、Visual Studio CodeやSublimeといった各種エディターと連携する「PowerShell Editor Service」も開発するとともに、OpenSSHをネイティブトランスポートとするPowerShell Remoting Protocol(MS-PSRP)の拡張を行うとしている。