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デジタル・リアルティ、スイスのデータセンターにロボット犬「Anybotics」を導入

 Digital Realty(以下、デジタル・リアルティ)は、定期点検の手段として、スイスのデータセンターにロボット犬を配備しています。

 Anybotics社が最近発表したケーススタディでは、デジタル・リアルティがデータセンターの検査にロボット犬「Anymal」を一年以上にわたり使用していることが説明されています。

 Anymalは、Boston Dynamics社のロボット「Spot」に似たデザインの四足歩行ロボットです。Anyboticsによると、それはデジタル・リアルティのチューリッヒサイトで「2022年7月から毎日」検査任務を行っており、HVACなどの特定システムの定期的な監視と測定を行っているとのことです。

 同社によると、このマシンは通常、Anymal APIを通じてスケジュールされた毎日9回の検査任務を行い、最大70項目の要素を監視し、2時間の任務で視覚、熱、音響測定を実施しているとのことです。ミッションサイクルを完了すると、ロボットはドッキングステーションに戻り、再充電されるようになっています。

 ケーブルが過熱したり、ポンプが過剰に振動したり、不規則な周波数パターンが検出された場合、Anymalは事業者の手動介入を促すための警告メッセージを発報します。LiDARとオンボードLEDにより、マシンは低照度条件や夜勤時でも動作することができます。

ニュース提供元:データセンターカフェ

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