データセンターカフェ

モルガン・スタンレー、データセンター機器の不適切な廃棄で6000万ドルの罰金

請負業者が顧客データを消去しなかった

 米国通貨監督庁(OCC)は、2016年にウェルス・マネジメント用データセンター2か所での機器廃棄を適切に行わなかったとして、モルガン・スタンレーに対し6000万ドルの罰金を科しました。

 これは、請負業者がサーバやその他のハードウェアからのデータ消去をどのように行ったかについて、モルガン・スタンレーが適切に監督しなかったことによります。 リサイクル業者への売却後も、一部の顧客情報は機器に残ったままの状態でした。但しデータが悪用された兆候は見られていません。

 今年の夏にモルガン・スタンレーに対して提起された2件の集団訴訟の原告らは、機器に残されたデータには社会保障番号、パスポート情報、そして口座情報などが含まれていたと主張しています。

ニュース提供元:データセンターカフェ

データセンターカフェは、日本のデータセンター業界に関わられている方々に向けた、世界中のデータセンター・ITインフラ/ファシリティに関する最新ニュースや技術動向等の発信に特化したニュースメディアサイトです。