Infostand海外ITトピックス

法人向けサブスクリプション版Windowsリリースへ、コンシューマー向けは?

2018年半ばに10億台達成は無理

 WPCでは、Office 365の月間ユーザーが7000万人に達したことをMicrosoftの幹部が明らかにした。コンシューマーも含めて快調に拡大している。では、リリースから1年たったWindows 10の状況はどうなのだろう。MicrosoftはWindows 10のローンチ時に「2018年半ばまでにインストール台数10億台を突破させる」との目標を掲げている。

 WPCではMehdi氏が、Windows 10が動作する端末の数を「3億5000万台以上」と報告した。MicrosoftウォッチャーのEd Bott氏は、Windows 10のリリースから1カ月でアクティブユーザーが7500万に達するなどの数字を挙げながら、「少なくとも成功したと言える」と評価する。

 だがJo Foley氏は、Microsoft自身が「2018年半ばに10億台」という目標を達成できないことを認めたと伝えている。Microsoft関係者はJo Foley氏に対し「月間のアクティブユーザー10億台に達するのは、2018年半ばよりも後になる」とし、Windows Phoneの計画など、拡大をけん引するはずだった要素が変わってしまったことを理由として挙げたという。

 Windows 10はどのように展開してゆくのか――。Microsoftは7月末に、教育向けエディション「Windows 10 Pro Education」を発表するなど、Windows 10への移行策に引き続き力を入れている。まずは、大型アップデートのAnniversary Updateを迎えるところからだ。