クラウド&データセンター完全ガイド:データセンターサービスガイド
顧客の要望に柔軟に応えるリモートハンドで首都圏ユーザーの駆けつけ不要を実現――NTTスマートコネクト
2014年9月30日 00:00
リモートハンドサービス
NTTスマートコネクト
http://www.nttsmc.com/
大阪市内の自社データセンターでサービスを提供するNTTスマートコネクトは、「リモートハンド」(運用サービス)に力を入れており、ユーザーニーズにあわせた多用なリモートハンドを、数百ラック規模で提供している。ユーザーの駆けつけなしで多くの障害からの早期復旧を可能にするサービスとして、首都圏からのBCP/DRニーズにも活用されている。
目的に応じたカスタマイズも自在な拡張リモートハンドサービス
大阪市内でデータセンターサービスを提供しているエヌ・ティ・ティ・スマートコネクト(以下、NTTスマートコネクト)は、14年前の開業当初から、一次保守を受け持つ「リモートハンドサービス」を提供しており、現在その利用は数百ラック規模に拡大している。
無償の標準リモートハンドとして、「電源OFF/ON」「ランプ表示状態の確認」「ケーブルの抜き差し」を提供しており、さらに有料の拡張サービスでは、随時作業/定期作業を問わず、ユーザーのさまざまなニーズに応えるカスタマイズが可能だ。幅広い障害に対する現場対応を実現しており、ユーザーの駆けつけ入館を大幅に低減している。
構築支援、機器の定期確認とログ報告、HDDやCPUの交換、そのための物品預かりや、故障物品のベンダーへの発送代行まで、同社が提供するリモートハンドは多様だ。
このため、首都圏などの遠隔地から同社のデータセンターをBCP/DR目的で利用するユーザーも多い。
IDCビジネス部 アシスタントマネージャーの原幸之助氏は「メニューにないニーズにもできるだけ対応したいと考えています。たとえばDRサイトとしてのご利用をお考えなら、バックアップサイトの切り替え、ケーブルの差し替えまでご依頼いただけます。コマンド投入による機器のリブート等の作業も可能です」と説明する。
高品質なリモートハンドを実現する手順書の理解共有
ユーザーが自社の求めるリモートハンドを開始するためには、最初に手順書とラックの機器搭載図が必要になる。手順書の指定様式はあらかじめ用意されているが、ユーザーが独自に作成した手順書での保守作業も可能だ。
手順書には、必ず専門スタッフ全員が、約1週間の時間をかけて目を通し理解を深めることで、24時間365日、信頼性の高いサポートを実現している。まだ稼働前のシステムでは、事前に専門スタッフが手順書に基づいた操作を実際に行い、万全を期している。
NTTスマートコネクトでは、リモートハンドの定期作業の中でラック内の確認を行い、機器変更などがあった場合にはユーザーに通知、機器搭載図の変更とマニュアルの更新を行い、常に最新のラック状況に対応したリモートハンドを実行できる体制を整えている。
お問い合わせ先
NTTスマートコネクト株式会社
IDCビジネス部
0120-39-5290(土・日・祝休み)
info@mcnet.ad.jp