2014年3月31日 00:00
さいたまiDC 第2センター
AGS
常に“相談できる”サポート体制で重要システムのBCP対策に貢献
AGSの「さいたまiDC 第2センター」(さいたまセンター)は、東京都心部から電車で40分以内でアクセスできる都市型データセンターだ。同社 取締役専務執行役員であり事業推進本部長を務める藤倉広幸氏はこう語る。「当センターは、当社が40年以上にわたりシステム構築、保守・運用などの実績を重ねてきた金融機関や自治体をはじめ、幅広い企業のお客様の経営課題に『安心と信頼』で応える最先端のデータセンターです」
特に注目したいのが、BCP対策を目的とした需要の高まりだ。同センターは地震や津波の影響を受けにくい内陸部の強固な地盤に立地。最新のビル免震設備や二重化された受電設備、冗長構成のUPS、72時間稼働可能な即時起動型自家発電システムなど、きわめて耐災害性の高いファシリティを有している。
それだけではない。同センターが最大の強みとしているのは、いざという時にシステムの稼働継続や復旧にあたるエンジニアによる手厚いサポート体制だ。
「当社がSIerとして構築に携わったお客様のシステムを、そのままデータセンターにお預かりし、MSP(Management Services Provider)チームによる運用監視を行うことが可能です。もちろん、お客様側のSEもいつでも短時間で駆けつけることができます。常に“相談できる”協働体制を整えているからこそ、万一の事態でも大切なシステムを守ることができるのです」(藤倉氏)
2013年12月には、AGS自身の事業継続性の証として「ISO22301(事業継続マネジメントシステム)」認証を取得。2014年3月には、リモートバックアップサイトを西日本(岡山県)に設けるなど、BCP対策のさらなる強化を進めている。
7か所のセキュリティゲートによる堅牢でスマートな“安全”を追求
セキュリティ対策では、もともと金融機関の勘定系システム構築・運用でも豊富な実績を持つAGSだけあって、FISC(公益財団法人金融情報システムセンター)の安全対策基準に準拠するほか、日本データセンター協会認定の評価基準でティア4クラスを実現している。
「高度なセキュリティ要件にお応えするため、生体認証や金属探知機を採用した入退室管理システムをはじめ、ビル入館からラック開錠まで合計7か所のセキュリティゲートによる堅牢でスマートな“安全”を確保しています」(藤倉氏)
また、住宅地に隣接している都市型データセンターならではのさまざまな環境配慮技術によって、CASBEE(建築物総合環境性能評価システム)において最高評価となるSクラスの第三者認証を取得。BEMS(ビルエネルギー管理システム)によるエネルギー消費の“見える化”、太陽光発電、高効率設備の設置、外気冷房の導入など、省エネ化にも積極的に取り組んでいる。
AGS株式会社
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