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「BIGLOBEクラウドホスティング」、CPU、メモリ、ネットワーク帯域の最大スペックを強化

 NECビッグローブ株式会社は11月20日、IaaS型パブリッククラウドサービス「BIGLOBEクラウドホスティング」の1サーバーあたりのCPU、メモリ、ネットワーク帯域の最大スペックを強化すると発表した。強化は、すでに利用中のサーバーについても適用対象となる。

 「BIGLOBEクラウドホスティング」は業務システムのインフラとして利用される事例が多く、APサーバーやDBサーバーの高速化のためにCPUやメモリ、ネットワーク帯域といったサーバスペック強化の要望が多く寄せられていたという。

 今回の強化で、CPUは従来の最大4CPUから最大6CPUに、メモリは最大24GBから最大48GBまで追加可能となった。帯域についても、300Mbpsベストエフォートの選択が可能となった。ネットワーク帯域は、グローバルネットワーク側だけでなく、プライベートLAN側を300Mbpsベストエフォートにすることも可能で、自社環境とBIGLOBEクラウドホスティングをVPN接続する場合にも利用できる。

 スペック強化の対象となるのは、Cent OS、Red Hat Enterprise Linux、Windows Server 2008 R2 Enterprise/Standard Edition、Windows Server 2008 R2 Enterprise/Standard Edition+Oracleを搭載した各ベースモデル。

 また、今回の強化に合わせて、月額4725円(または従量制1時間あたり11円)で利用できる最下位モデルの「ナノモデル」でも、「サーバイメージ保管」をサポートした。イメージ保管料は有料で、100GBで1時間あたり4円。

 「BIGLOBEクラウドホスティング」は、ファイアウォール、VPN(IPSec、SSL)などの必要なオプションも選択可能で、料金体系は時間単位の従量料金のほか、月定額料金も用意。プライベートLANの利用は無料で、ネットワーク転送量での従量課金はないため予算が組みやすく、業務系システムで多く利用されているという。

工藤 ひろえ