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BIGLOBE、IaaS向けアプリストアにセルフ登録機能を追加
~最短5日でのソフト販売が可能に

 NECビッグローブ株式会社(以下、BIGLOBE)は30日、IaaS型パブリッククラウドサービス「BIGLOBEクラウドホスティング」上で利用可能なソフトウェア、ミドルウェアを販売する「クラウドアプリストア」において、ソフトウェア販売事業者が自社のソフトウェアを販売できる「セルフ登録機能」を提供開始すると発表した。

 「クラウドアプリストア」は、BIGLOBEクラウドホスティングのユーザー企業向けに、クラウド環境で利用可能な各種ソフトウェアを販売するサービス。今回提供する「セルフ登録機能」では、ソフトウェア販売事業者が、ソフトウェアの概要や利用料金、サポート窓口などの必要な情報を登録すると、「クラウドアプリストア」のサイト上にソフトウェアの紹介ページが自動的に作成され、最短5日で販売を行えるようになる。

 販売したソフトウェアの利用料金は、BIGLOBEクラウドホスティングの利用料料金とまとめてBIGLOBEがユーザー企業へ請求するので、ソフトウェア販売事業者が独自に課金システムを構築する必要はない。

 また、「クラウドアプリストア」上で製品を販売することにより、BIGLOBEクラウドホスティングの利用企業900社に向けた製品紹介が可能になる点もメリット。BIGLOBEは各種メディアを利用して「クラウドアプリストア」で販売しているソフトウェアの案内も行っているため、販売ソフトウェアの効果的な認知促進も期待できるとした。

 なお、ソフトウェア販売事業者が「BIGLOBEクラウドホスティング」上でソフトウェアの動作確認をする際も、BIGLOBEがサポートを行うため、サーバーの仕様、利用方法などの不明点が発生した場合もスムーズに解決できる。

 「セルフ登録機能」の利用料金は月額1050円。企業情報の登録後12カ月は無料で利用できる。また、ソフトウェアの動作確認時のBIGLOBEクラウドホスティング利用料金も無料。

 すでに、「セルフ登録機能」を利用したソフトウェア販売として、株式会社網屋が8月下旬より、クラウドVPNサービス「Veronaシリーズ」の販売を開始する予定。BIGLOBEでは、今後も販売ソフトウェアの拡充を進める考えで、2013年度中に合計100本のラインアップを目指している。

石井 一志