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NTTデータとオラクル、Twitterデータの分析・活用分野で協業

 株式会社NTTデータと日本オラクル株式会社は26日、Twitterデータの分析・活用分野で協業すると発表した。NTTデータの「Twitterデータ提供サービス」とオラクルのビッグデータ分析ソフト「Oracle Endeca Information Discovery(以下、Endeca)」を組み合わせた商品開発およびサービス提供を共同で行う。

 NTTデータは2012年9月に米Twitterとツイートデータ提供に関するFirehose契約を締結し、国内唯一のデータ再販事業者としてツイートデータを提供・分析してきた。具体的には、マーケティング・広告効果測定・炎上検知・報道・研究などさまざまな用途で情報分析事業者やその他の企業・団体にツイートデータを提供している。

 一方、オラクルのEndecaは、DWH、トランザクションシステムといった企業内部のデータのみならず、Webログ、ソーシャルメディア、センサーデータなど外部に存在するさまざまな情報源から得られる、構造化・準構造化・非構造化データを活用し、直感的な検索と分析を行えるソフト。

 両社はリアルタイムな非構造化データであるツイートデータの重要性がさらに高まると考え、Twitterデータ提供サービスをEndecaから容易に分析・活用するためのデータ取り込みテンプレートや、高速に処理・集計・分析をビジュアライズするためのUIインターフェイスを共同で開発する。また、NTTデータ内に本協業のための専任コンサルティング部隊を立ち上げ、オラクルがグローバルでの活用ノウハウを含めて技術支援を行う。

 今後は両社で開発したテンプレートを活用して、Twitterデータ提供サービスとEndeca、導入・活用コンサルティングを組み合わせて、共同で提案していく。

川島 弘之