NTTデータ、ビッグデータ分析のトライアルサービス「クイック診断」で業界特化型メニューを提供
株式会社NTTデータは29日、企業のビッグデータ分析を支援する「ビッグデータ分析コンサルティング・サービス」をリニューアルし、同日より提供開始すると発表した。
「ビッグデータ分析コンサルティング・サービス」は、ビッグデータを活用したサービス革新・業務改革の推進をサポートするもの。これまでは、M2Mトータルソリューション「Xrosscloud」や、クラウド提供型データ分析ソリューション「BizXaaS BA」のラインアップとして、独自のデータ分析方法論「BICLAVIS」を用いたサービスを提供してきた。
今回のリニューアルでは、ビッグデータ分析活用の有効性をより低コスト・短期間で検証するメニューを増強しているのが特徴。従来も、個別の分析コンサルティングを実施する前に標準的な分析フローを試行するトライアル分析を「クイック診断」としてメニュー化していたが、今回はこのクイック診断において、特定の業界に特化した分析メニュー「業務特化タイプ」の提供を開始し、より多くの顧客企業が手軽に利用できるサービス形態へリニューアルするという。
まずは、レセプトデータにもとづく「重症化プロセス分析」と、プローブ情報の位置情報データにもとづく「交通シミュレーション分析」の2つのメニューをラインアップ。今後は、システム・ログデータを活用した「業務プロセス・ボトルネック分析」、センシングデータを活用した「電力消費特性分析」、「農産物成長コントロール分析」などを順次追加していく予定とした。
さらに、SaaS型マーケティングリサーチサービス「なずきのおと」と連携し、Twitterデータを活用した「ソーシャルCRM分析」「クレーム分析」などの分析メニューを提供するとのこと。
こうした施策を通じてNTTデータでは、ビッグデータ関連ビジネスを含めたビジネスアナリティクスの領域で、2016年度末までに累積100億円の売り上げを目指す。