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NTTデータがTwitter分析支援、「まず試したい」「収益化したい」など目的別に
(2014/10/15 10:00)
株式会社NTTデータは14日、Twitterデータを効率的に業務に活用するサービス「なずきTwitterインテグレーションソリューション」を開始した。
同社は、2005年7月に高精度日本語解析エンジン「なずき」を発表し、2011年2月にはSaaS型分析サービス「なずきのおと」を提供。2013年2月からはアジアパシフィック地域で唯一のTwitter公認製品提供事業者として「Twitterデータ提供サービス」も開始している。これらのノウハウを集約し、顧客の用途や目的に合わせたソリューションラインアップとして再整理。より効果的かつ導入しやすい形で提供する。
基本サービスでは「Twitterデータ提供サービス」「中国ネットデータ提供サービス」「その他(順次発売予定)」、および「なずき」をWeb APIおよびライセンス形式で提供する。
加えて、6種の用途・目的別ソリューションをメニュー化した。これらはソーシャルメディア活用の習熟度に応じて導入が可能で、まずは自社や競合についてのユーザー反応に関するツイートをレポートで見ることからはじめ、段階的に分析レベルを上げていける。より高度な活用では、分析にとどまらず、収益性の向上をめざす仕組みとコンサルティングまで提供するという。
目的 | ソリューション | 概要 |
---|---|---|
まず見てみたい | 高精度低価格レポート | 入力による低価格レポート。エントリーユーザー用として、アナリストのコメント付きで手軽に自社についての発言内容を把握できる |
自分で分析したい | なずきのおと | 分析用SaaS。ユーザー自身で手軽にTwitter分析を実施できる |
活性化したい | アクティブサポート | 実際にソーシャルメディア上で顧客と会話して、自社に関連する発言を活性化させる |
大規模分析をしたい | 分析基盤構築 | 「なずきのおと」では分析が難しい大量なデータの分析やPOSデータなどとのクロス分析など、大規模分析基盤を構築する |
ユーザー分析をしたい | ユーザープロファイルDB | 自社ユーザーや潜在ユーザーなどがどんなユーザーなのかペルソナ分析を実施できる |
収益化したい | 次世代CRM構築 | ペルソナ分析と商品レコメンドなどを組み合わせ、これまでの施策よりも収益性の向上を目指す仕組みとコンサルティングを提供する |
これにより、ソーシャルメディア活用を始めたいが「何をしたらよいか分からない」「何に使えるのか分からない」という活用初期段階のユーザーニーズや、「分析はしているがうまく施策に結びつけられない」「分析はやり尽くしたので早く収益化したい」という高度なニーズにも応えられるようになったとしている。
NTTデータは今回の新サービスにより、ソーシャルメディアのビジネス活用市場の活性化を進むと予想し、2017年度までに同サービスラインアップ全体で合計100社への導入をめざす。