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NTTデータとベルシステム24、ツイートデータの活用を支援する分析・レポートサービス

 株式会社NTTデータと株式会社ベルシステム24は22日、Twitterのツイートデータを活用したサービスの提供で提携すると発表した。両社が共同で、「ツイートデータの分析、加工、レポートサービス」を8月1日より提供する。

 今回両社が提供するのは、ツイートデータの抽出から、加工、分析、レポート化までを効果的・効率的に支援するサービス。米Twitterとの間で、日本語および日本国内のツイートデータのすべてを取得し、提供可能になるFirehose契約を締結しているNTTデータと、ソーシャルメディアを活用した企業活動を運用面で支援しているベルシステム24が、それぞれのノウハウを生かして共同で提供する。

 具体的には、NTTデータがSaaS型総合マーケティングリサーチサービス「なずきのおと」を通して提供するツイートデータを、ベルシステム24が分析し、レポートとして報告する仕組み。ユーザー企業は、事業環境に適したキーワード設定するだけで、「ツイート原文データ」と「ツイートデータの分析レポート」を入手できる。

 また、これまではツイートデータ全体の数%のみの取得にとどまっていたが、このサービスを利用することで、すべてを有効に活用した分析レポートの提供が可能になる点も特徴。これらのデータから読み取れる消費者の行動から“気づきの種”が得られるので、それを生かした企業戦略の立案が可能になるとのこと。

 さらに、自社でソーシャルメディア分析ツールを利用する企業だけでなく、分析結果のみを必要とする企業に対しても、サービスを提供できるとした。

 NTTデータとベルシステム24では、このサービスについて、2年後に取引社数200社を目標としている。

石井 一志