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KDDIのIaaS「KCPS」、Windowsパッチ適用など3種の運用支援サービスを提供

 KDDI株式会社は28日、法人向けクラウド基盤サービス「KDDIクラウドプラットフォームサービス(KCPS)」の運用オプション「マネージドオプション」を強化すると発表した。KDDI運用者による運用代行サービス「Professional」の第1弾として、「障害一次対応」「Windows パッチ適用代行」「Windows 技術サポート」の3メニューの申込受け付けを、3月29日より開始する。提供開始は4月中旬の予定。

 このうち「障害一次対応」は、仮想サーバー上のOSレイヤからアプリケーションレイヤまでの障害発生時に、KDDIが障害一次切り分けから調査・復旧対応までを代行するメニュー。KDDIが一次切り分けを実施した後、必要に応じて、ユーザーが運用保守を委託しているベンダーへの調査・復旧依頼も代行する。価格は、KDDI標準手順による場合、手順あたり月額4000円(税別)。

 「Windows パッチ適用代行」では、仮想サーバーのWindows OS(ユーザーが持ち込んだOSは除く)に対するパッチの適用と動作検証を、KDDIが代行する。なお動作検証で不具合が発生した場合は、切り戻しまで実施するとのこと。価格は仮想サーバーあたり月額2万円(税別)。

 「Windows 技術サポート」では、仮想サーバーのマイクロソフト製品に関する技術的な質問に対し、KDDIの技術者が対応する。また、KCPSと連携している株式会社はてなの監視ツール「Mackerel」の監視設定に関する質問にも回答するとした。対応時間上限は年間10時間まで。価格は月額6万円(税別)で、1年間の最低利用期間が設定されている。