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KDDI、専有型サーバーサービスでデータ消去証明書を発行する新オプションを提供

 KDDI株式会社は24日、IaaS「KDDIクラウドプラットフォームサービス」(以下、KCPS)のベアメタルサーバーにおいて、データ消去証明書を発行する「KCPS Blancco消去証明書オプション」を発表した。9月27日より提供開始する。

 KCPSのベアメタルサーバーは、設計の自由度を必要とするプライベートクラウド構築に最適なサービス。オンプレミス同等の専有型クラウドサービスとして、機密性の高い情報を扱う顧客企業などに利用されているという。

 一方で現在では、クラウド上で扱われる情報が多岐にわたる中、セキュリティ要件として、サービス利用終了時に使用済みデータを確実に消去することへの需要も高まっており、今回はそうしたニーズに応えるかたちで「KCPS Blancco消去証明書オプション」をラインアップした。

 このオプションでは、実績のあるBlancco社のソフトウェアを用いて、ユーザー企業自身でデータ消去を実行し、同社の改ざん防止が施された消去証明書を取得する。通常のデータ消去方式では、ディスク内のデータのインデックスとコンテンツの関連性を解除するものが多いというが、Blancco社のデータ消去方式ではドライブ内のすべてのセクタを消去するため、より適切にデータ消去を行える点がメリットとした。

 なおBlancco社のデータ消去ソリューションは、全世界15以上の政府機関、法務機関、独立した研究機関などによって検証され、認証/承認/推奨を受けているとのことだ。

 料金は、1ライセンスあたり2500円(税別)で、消去に成功したディスクごとにライセンス料が発生する。