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KDDI、クラウドプラットフォームサービスに「ファイルサーバー」メニューを追加

 KDDI株式会社は14日、法人向けクラウド基盤サービス「KDDIクラウドプラットフォームサービス(KCPS)」において、オールフラッシュストレージを利用した「ファイルサーバー」メニューを追加し、2017年4月中旬から提供すると発表した。

 KDDIがKCPS上でWindowsベースのファイルサーバーを構築し、ファイルサーバーの監視・運用に必要なアプリケーションを標準で提供するサービス。自社で運用する場合と比較して、新しいサーバーを導入するための初期費用が不要になるほか、ストレージの増強や複数の拠点間における管理が容易になり、作業負荷を軽減できる。

KDDIクラウドプラットフォームサービスの「ファイルサーバー」メニュー

 オンラインでアクセス操作ログの確認が行えるほか、株式会社はてなが提供するサーバー監視ツール「Mackerel」を利用して、サーバーの負荷状況の確認や異常発生時の自動メール通知など、ファイルサーバーの監視・運用に必要な機能を標準で提供する。

 ストレージ容量の追加やサーバー追加は、KCPSのポータルからオンラインで申し込み可能。ファイルデータを保存するストレージ機器には、EMCジャパン株式会社が提供するオールフラッシュストレージの「Dell EMC XtremIO」を採用する。ファイルサーバーの仕様は、OSがWindows Server 2012 R2、CPUが4vCPU、メモリが16GB、ストレージが1TB~8TB。

 料金(税別)は、サーバー利用料が月額8万円、OS利用料が月額5000円、アプリケーション利用料(ウイルスチェック)が月額3000円(いずれも仮想サーバー1台あたり)。ファイルサーバーストレージが1TBにつき月額5万円。