週刊データセンターWatch:

Googleが国内で太陽光発電PPAを締結、伊藤忠パートナー企業から60MW

 Googleは、国内で太陽光発電の電力購入契約(PPA)を締結したと発表した。これにより、2社から合計60MWの太陽光発電容量を日本の送電網へ追加することとなった。発表によればGoogleが日本でPPAを締結したのは今回が初めて。

 GoogleがPPAを締結したのは、伊藤忠商事株式会社のパートナーである株式会社クリーンエナジーコネクトと自然電力株式会社の2社。クリーンエナジーコネクトは国内で約800の低圧分散型太陽光発電所を構築しており、40MW分の供給を担う。

一方の自然電力は、Googleが千葉県印西市に開設したデータセンターと同じ電力網に位置し、20MWの電力を供給する。両プロジェクトは4年以内の稼働を予定している。

 Googleでは2030年までに、 Googleとして運営するすべての送電網を24時間365日カーボンフリーエネルギーで稼働させるという目標を策定済み。この達成に向けて、着実に取り組みを継続するとしている。