週刊データセンターWatch:
ESR、東京・有明で新データセンター開発用地を取得、2028年第4四半期にサービス開始へ
2024年6月18日 06:00
ESR株式会社は、東京都江東区有明で新たにデータセンター開発用地を取得したと発表した。2026年第2四半期着工、2028年第4四半期のサービス開始を計画している。
ESRグループは香港を本拠とする不動産アセットマネジメント会社で、物流施設やデータセンターの開発を世界各地で手がけている。日本では「ESR コスモスクエア データセンター」(大阪市)、「ESR 東久留米 データセンター」(東京都東久留米市)、「ESR けいはんな データセンター」(京都府相楽郡)の3カ所でプロジェクトを展開。有明の新施設は国内4カ所目となる。
受電容量は60MW規模となる見通しだが、具体的な所在地や取得金額については非公表。東京都心部に立地する特性を活かし、ハイパースケーラーや隣接する各データセンターとの間で、低レイテンシかつ高品質なコネクティビティを提供できるとしている。
また、新施設では環境問題への取り組みを継続。再生可能エネルギー電力の使用、省エネ性能の高い機器の採用など、グリーントランスフォーメーション(GX)推進に向けて計画を進めるという。