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イージェネラとネットワールドが提携、クラウドDRサービスを提供

 イージェネラ株式会社は25日、株式会社ネットワールドと提携すると発表した。自社のクラウドサービス「Xterity」を利用したDR(災害復旧)とバックアップサービスを、ネットワールドのクラウドサービス「NETWORLD CLOUD MART」の1サービスとして提供する。

 Xterityは、自社製品を利用してIaaSとDRaaS(Disaster Recovery as a Service)を提供するクラウドサービス。米Equinixとの提携によりワールドワイドでサービスを展開しており、国内でも、2015年10月より提供を開始している。

 Xterityで提供されるDR/バックアップサービスでは、クラウド間、クラウドとオンプレミスのシステム間で、障害発生時に、定期的に取得しているバックアップデータから迅速かつ正確に復旧できる点が特徴。どのバックアップデータから回復するか、どのレベルまでシステムを回復するかをユーザーが制御可能なほか、復旧後にシステムが無事立ち上がったことを、ユーザー自身で確認することもできるという。

 また設定を容易に行えるので、中小規模のシステムであれば1日で設定が終了し、翌日からDRシステムが稼動するとのこと。

 一方ネットワールドでは、ニフティクラウドをベースとした「NETWORLD CLOUD」などで、クラウドベースのDRサービスを提供している。今回、ミッションクリティカルなDRとバックアップサービスを提供可能なイージェネラのXterityを取り扱いのラインアップに加えることで、顧客の選択肢をより拡大するとした。

石井 一志