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標的型攻撃対策の「Lastline Analyst」、NEC経由でも販売

 SCSK株式会社は22日、標的型攻撃対策製品「Lastline Analyst」の販売代理店に日本電気株式会社(NEC)が加わったことを発表した。

 「Lastline」は米Lastline社製の製品で、日本ではSCSKが2014年から販売代理店として取り扱いを行っている。「Lastline Analyst」は「Lastline」シリーズ製品の1つで、おもに検体の個別解析のために利用される。

 標的型攻撃に使われるマルウェアは、特定の企業や団体への侵入に特化した構造となっているため、一般的なセキュリティソフトでは検知・防御しきれない可能性が高い。一方で、標的型攻撃を実際に受けた場合、その影響範囲を把握するためにマルウェアを解析する必要がある。

 Lastline Analystでは「Full System Emulation」技術を導入。仮想OSベースでのサンドボックス分析を回避しようとする高度なマルウェアにも対応できるとしている。

 SCSKとNECでは共同での販促活動を展開。SCSKからNECに対しては販売ノウハウなども提供する。

森田 秀一