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NECと米HP、通信事業者向けのオープンなNFVソリューションを共同提供へ

 日本電気株式会社(以下、NEC)と米Hewlett-Packard(HP)は15日、通信事業者向けNFV(Network Functions Virtualization:ネットワーク機能の仮想化)領域での協業すると発表した。この協業に基づき、NECのネットワーク機能の仮想化技術と、HPのNFVプラットフォームを組み合わせ、オープンなNFVソリューションを年内にも共同提供するという。

 具体的には、NECが開発した仮想化ネットワーク機能(Virtualized Network Functions:VNF)やVNF運用管理ソフトウェアと、OpenStack、Linux KVMをベースにしたHPのNFVプラットフォーム「HP Helion OpenStack Carrier Grade」を組み合わせ、高い信頼性や拡張性、性能を持つNFVソリューションを共同で提供する。

 これは、欧州電気通信標準化機構(ETSI)が標準化を進めている仕様に基づくオープンなソリューションとして提供され、ハードウェアにはHP製のサーバー、ネットワーク、ストレージが利用されるとのこと。

 また、両社のソリューションを検証するためのNFVデモシステム(リファレンスプラットフォーム)も共同開発するとしている。

石井 一志