ニュース
電通と電通デジタル、自然言語でデータクリーンルーム分析を支援するAIエージェント「Tobiras Agent」を開発
2026年6月26日 08:00
株式会社電通と株式会社電通デジタルは25日、これまで高度な専門性が求められてきたデータクリーンルームを用いた分析を、自然言語による対話で支援するAIエージェント「Tobiras Agent」を開発し、運用を開始したと発表した。
データクリーンルームとは、企業・組織間で安全にデータを共有し、個人情報を保護しながらデータ分析を可能にするためのセキュアなクラウド環境のこと。今回発表されたTobiras Agentは、両社が2022年に発表したデータクリーンルーム分析基盤「Tobiras」の取り組みを発展させたもので、分析の目的や条件を自然言語で入力することにより、データクリーンルーム上のデータを用いて、課題設定から分析クエリの生成、実行、結果の取得、内容の読み解きまでのプロセスを進められるという。
これによって、従来は専門人材や運用負荷の制約により難しかった高度な分析を迅速に実行できるようになるため、広告運用中のきめ細やかな改善や、戦略立案と実行の同時推進が可能になるとのこと。広告主企業においては、意思決定のスピード向上と施策精度の高度化により、マーケティングROIの最大化が期待できるとした。
なお、Tobiras Agentは、プラットフォーム企業が提供するさまざまなデータクリーンルームを一元的に運用できる仕組みを取り入れている。今回はその第1弾として、広告・マーケティング領域で活用が進むAmazon Marketing Cloudに対応した分析エージェントを実装した。
両社は、今回のAI導入により、広告・マーケティング領域に携わる多様な立場の担当者が、専門的なスキルや知識に依存せずに分析を行える環境が整うとして、その効果を説明。まずは社内から運用を開始し、順次、社外での利用の拡大を図る考えだ。
