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シュナイダーエレクトリック、山口赤十字病院のコンテナ型データセンターを活用した医療情報基盤の構築を支援
2026年6月26日 12:28
シュナイダーエレクトリックは25日、山口県山口市の山口赤十字病院において、コンテナ型データセンターを活用した医療情報基盤の構築を支援し、高密度化と高い冗長性を両立したファシリティ環境を実現したと発表した。
山口赤十字病院は、山口県央部の基幹病院として救急医療を含む急性期医療を担う病床数327床の地域医療支援病院。2024年4月の新病棟グランドオープンに向けたプロジェクトの中で、旧病棟に分散していた2部屋のサーバールームを移転・統合する必要が生じ、建築スケジュールへの影響や新病棟内の設置スペース制約などの課題を受けて、同院では短期間で構築可能かつ設置自由度の高いコンテナ型データセンターの新設を決定した。
同プロジェクトでは、従来約20ラック規模に分散していた医療ITシステムを、限られたコンテナ空間に集約する必要があった。また、電子カルテなどクリティカルなシステムを安全に運用するため、高密度化と同時に冗長性の確保が求められた。
その解決策として同院は、シュナイダーエレクトリックの集約型UPS「Galaxy VS」、ITラック「NetShelter SX」、およびラックPDUを組み合わせた電源・ラックインフラを採用した。これにより、2部屋に分散していた20ラック相当のシステムを8ラックに集約して、約60%の省スペース化を実現し、限られた設備環境の中でも高密度かつ効率的な構成を実現した。
また、コンパクトかつ高効率なUPSと最適化されたラック設計により、電力供給と空調効率を両立し、コンテナ型という制約のある環境においてもPUE 1.2という高い省エネ性能を達成した。さらにリチウムイオンバッテリーの採用により、長期間にわたりバッテリー交換を必要としない運用も可能となった。
シュナイダーエレクトリックは、医療分野ではDXやAI活用の進展に伴い、データ量の増加やリアルタイム処理の重要性が高まる一方で、施設制約やBCP(事業継続計画)への対応も求められており、柔軟で高信頼なITインフラのニーズが拡大していると説明する。今回の事例は、コンテナ型データセンターを活用した医療インフラの新たな選択肢を示すもので、シュナイダーエレクトリックは今後も、こうした制約条件の多い環境において高い信頼性・効率性を実現するソリューションの提供を通じて、医療機関をはじめとした重要インフラの高度化に貢献するとしている。

