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テクマトリックス、生成AI連携やMCPに対応したソフトウェア解析ツール「Understand 7.2」日本語版

 テクマトリックス株式会社は25日、米Scientific Toolworksが開発したソフトウェア解析ツール「Understand 7.2」日本語版を販売開始すると発表した。生成AI連携に正式対応するとともに、VSCode連携に特化した専用ライセンスが新たにラインアップに追加されている。

 Understandは、関数や変数、ファイルといったさまざまな要素に関する情報を詳細に解析し、開発者が容易に詳細情報にアクセスできる環境を提供する解析ツール。AI生成コードからレガシーコードまで、あらゆるソースコードを解析し、正確な依存関係の可視化とレビュー効率化を実現するという。

 今回の新版では、生成AI連携機能に正式対応し、選択可能なLLM(大規模言語モデル)の追加・変更機能が強化されたほか、AIサーバーにも接続可能となった。HTTPSやAPIキーを用いたサードパーティのAIサービスとの連携や、GGUFファイルの切り替え・ダウンロードにも対応。ローカルAIプロバイダーのコンテキストウィンドウサイズ設定も新たに実装されたという。

 これらの機能により、Understandと直接連携して、ChatGPTやGeminiなどさまざまな生成AIを柔軟に活用可能。コード内の任意のエンティティやファイルについて、自動的に要約や概要を作成できるほか、AIチャット機能を利用して、自然言語による対話形式で自由に質問することも可能だ。また、コードの修正やリファクタリング時にも活用でき、開発現場の解析効率と生産性向上を支援するとした。

 なお、連携可能な生成AIには、Ollama、LM Studio、ChatGPT(OpenAI)、Claude、Gemini、Grok(xAI)、およびカスタムGGUFモデルファイルなど、さまざまな選択肢がある。

AIモデル・AIサーバーの選択画面
AIモデル・AIサーバーの選択画面

 また、AIエージェントがUnderstandのAPIを直接呼び出して解析データを取得できる新機能として、AIエージェントをつなぐハブであるMCP(Model Context Protocol)機能の提供を開始した。Understandの持つ高い解析精度により、開発者は信頼性の高いデータを活用して効率的な開発を進められ、ソフトウェアの品質向上にもつながるという。

 加えて、開発者は自然言語でUnderstandの解析結果に問い合わせが可能となった。AIが必要な情報を自動で判断・取得する仕組みを備えており、取得した情報をもとに説明文の作成や改善案の提案も自動で行えるため、開発プロセス全体の作業効率と品質向上に大きく貢献するとしている。

AIエージェント×MCPサーバー連携の解析イメージ

 なお、Understandのデータベース(.undファイル)を操作するためのMCP機能を提供するPythonスクリプトが用意されており、Understand APIを介して多様なコードやプロジェクト情報を取得できる。

 主な取得情報には、エンティティ情報(関数、クラス、ファイルの名前や種類等)、リファレンス情報(参照・被参照関係、依存関係)、解析結果(注釈、メトリクス)、字句解析情報、制御フローのノード情報、エンティティやリファレンスの種類リストなどが含まれる。こうした仕組みにより、Understandは、AIエージェントを通じて高精度な解析データを提供し、開発現場の生産性と品質向上を支援するとした。

Visual Studio Code上でMCP連携した画面

 このほか、Microsoftが提供する無償コードエディター「VSCode」向けの拡張機能を強化した。VSCode上で解析結果のグラフやメトリクスを直接表示可能。さらに、生成AI連携機能にも対応し、AIを活用したコード解析支援を実現できる。

 加えて、VSCode拡張機能専用ライセンスの提供が開始され、より多くのユーザーが手軽に利用できるようになった。新ライセンスの詳細については、要問い合わせ。