「ISM CloudOne」でフルディスク暗号化機能をオプション提供

　クオリティソフト株式会社は10日、クライアント管理クラウド「ISM CloudOne」において、「ISM ディスク暗号」オプションを追加し、HDD暗号化機能を利用可能にすると発表した。提供開始は7月31日の予定。

　「ISM ディスク暗号」を利用すると、OSのシステム領域を含め、HDDを丸ごと暗号化できるようになるため、従来のセキュリティ維持・管理に加えて、万一の盗難・紛失時にもPC内のデータを保護できるとのこと。また、暗号化適用状況の確認やリカバリファイルの一元管理に対応しており、暗号化未適用のクライアント発見や、ユーザーがパスワードを忘れた場合のリカバリを、専用サーバーを用意することなくクラウドで簡単に実現可能とした。

　暗号化にあたっては、処理速度を落とさず、ユーザーやPCに負担のかからない暗号化技術を利用。ネットワーク環境の有無を問わず、さまざまな環境で導入可能としている。

　なお「ISM ディスク暗号」は、サイバネットシステム株式会社の技術協力のもと、チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ株式会社のHDD暗号化ソフト「Check Point Full Disk Encryption（FDE）」を使って提供する。