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New Relic、リアルタイムの脆弱性管理ソリューション「Security RX」を提供開始
2026年9月17日 15:03
New Relic株式会社は16日、アプリケーションおよびインフラストラクチャ環境におけるリアルタイムな脆弱性管理ソリューション「New Relic Security RX(以下、Security RX)」のアプリケーション版「Security RX for Applications」およびインフラストラクチャ版「Security RX for Infrastructure」を、日本国内で一般提供を開始した。
合わせて、クラウド環境向け「Security RX for Cloud」のパブリックプレビュー版を提供開始した。さらに、New RelicのSREエージェント「Autopilot」と連携し、本番環境の動的コンテキストを活用した最新の自律型AI機能「Security RX Agent」もパブリックプレビューとして公開し、脆弱性のリスク評価からAIコーディングエージェントへの指示、最適な修正プルリクエストの自動生成までを一気通貫で自動化する新たなDevSecOpsワークフローを実現する。
New Relicは、高度なフロンティアAIの台頭に伴い、未発見のゼロデイ脆弱性が短期間で大量に発掘され、サイバー攻撃に悪用されるリスクが急速に高まっていると説明する。これに対し、24時間365日のリアルタイム監視や迅速なパッチ適用体制など、サイバーレジリエンス強化が急務となっている。
しかし、脆弱性および調査工数が増加する中で、従来型の定期的な脆弱性スキャンや静的な統制、手動プロセスや一般的なCVE(共通脆弱性識別子)情報のみに依存した脆弱性管理では、優先順位付けの困難さや、本番実行情報の欠如、パッチ適用に伴う二次障害への懸念から迅速なデプロイに踏み切れないといった課題が存在するという。
こうした課題に対し、Security RXは新たな導入工数をかけることなく、New Relicの既存のAPM(アプリケーションパフォーマンス監視)/Infrastructureの各エージェントおよびクラウドインテグレーションを通じて収集されるデータを基に、システム全体のセキュリティリスクを一元的に可視化・評価する。
アプリケーション/インフラのライブラリ脆弱性や、クラウド設定リスクの管理に向けて、「Security RX for Applications」は、実行環境上で実際にメモリにロードされているライブラリの脆弱性をリアルタイムに検知・追跡・報告する。「Security RX for Infrastructure」は、OSパッケージやミドルウェア層の脆弱性を常時監視し、インフラ全体のセキュリティリスクを一画面で把握・管理する。「Security RX for Cloud」は、AWS Security Hubなどの主要クラウドセキュリティツールと統合し、クラウドインフラの設定ミスや脅威イベントを統合管理する。
即時のリスク評価と自動優先順位付け(RBVM)では、CVSSの技術的深刻度に加え、30日以内の悪用確率(EPSS)や実際の悪用実績(CISA KEV)を自動で照合。対応すべき脆弱性の優先度を自動的に算出し、今すぐ対応すべき真のリスクのみを即座に特定する。
New Relicの統合プラットフォーム基盤による運用連携では、New Relic Teams機能との連携により、システムの所有権(所有チーム)をマッピングし、担当システムに対するチーム単位での脆弱性/稼働状況の確認を可能にする。Change Tracking機能との連携では、セキュリティパッチのデプロイ前後におけるエラー率やパフォーマンスの変動をリアルタイムに計測、二次障害のリスクを低減し、安全な高頻度のデプロイを可能にする。
また、「Security RX Agent」は、Security RXとNew RelicのSREエージェント「New Relic Autopilot」が連携し、単なる脆弱性通知にとどまらず、修復プロセス全体をAIで自律化する。New Relicのデータベース(NRDB)が捉えている本番メモリ上の実行ライブラリバージョン、呼び出し経路、エンティティ構造、リアルタイムメトリクスなどの事実情報を自動的に抽出し、パッケージ化してAIコーディングエージェントに直接引き渡す。
また、本番データに基づくリアルタイムのコンテキストを受け取ったAI(GitHub Copilot、Claude)が、自社アプリケーションの既存構造や依存関係に完全に適合したピンポイントな修正提案を生成する。Jiraとの双方向のリアルタイム同期や、GitHub Issuesとの連携により、脆弱性の検出から担当者への割り当て、修正プルリクエストの起票、ステータス同期までのサイクルを自動化し、リスクベースの優先順位に基づく組織的な脆弱性対応を可能にし、DevSecOpsチーム間の連携を促進する。
New Relicは、Security RXにより各システムの開発者(チーム)が、本番環境のコンテキストおよびリスクベースの各指標に基づく、「実際に悪用されている真に危険なリスク」に最優先で対応できると説明する。さらに、それらのデータに基づきAIが自動で作成する修正プルリクエストをレビュー・承認することで、手作業による膨大なセキュリティ調査作業を回避し、本来のアジリティを保った開発業務に専念できるとしている。
New Relic Security RX for ApplicationsおよびSecurity RX for Infrastructureは、一般提供を開始した。Security RX for CloudおよびSecurity RX Agentは、パブリックプレビューとして公開している。
