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日本郵便とSansanが連携、名刺の住所録から年賀状が速やかに送れる

 Sansan株式会社は30日、名刺管理サービス「Sansan」において、日本郵便株式会社が提供する「はがき印刷ダイレクト」を利用して年賀状発送サービスを開始した。

 今回の連携により、SansanからCSVファイルでダウンロードした住所録を、はがき印刷ダイレクトにアップロードすると、Sansan上に登録された名刺の宛先にワンストップで年賀状が発送できる。

連携イメージ

 Sansanは、名刺をスマホアプリやスキャナで読み取ると、入力オペレーターが正確にデータ化し、組織内で名刺情報を共有できるサービス。名刺情報を基にメール配信や顧客管理が可能で効率的に営業を強化できる。一方のはがき印刷ダイレクトは、Webサイト上で企業年賀状やビジネスはがきのデザイン制作から印刷・投函まで行えるサービス。豊富なデザインテンプレートがあり、事業所や担当者名を追記し、写真・イラストを貼り付けることが可能。ともに企業向けサービスとして利用が広がっている。こうした背景から、両サービスの利便性向上と新規ユーザー拡大を見込み、今回の提携に至った。

 なお、日本郵便はB2C領域においてはメッセージアプリ「LINE」と連携し、新たなサービスを展開すると発表している。こうした提携により、年賀はがきの需要拡大、ひいては新たな郵便サービスのユーザー拡大に向けて「大きなチャンスになる」と期待している。

川島 弘之