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インフォマートが発注書向けAI-OCRを強化、複雑な発注書を柔軟に読み取り、工数や処理時間を削減

 株式会社インフォマートは8日、飲食業界向け受発注管理システム「BtoBプラットフォーム 受発注ライト」のAI-OCRオプション機能「発注書AI-OCR(invox)」において、生成AIを利用した新機能「読み取りAIエージェント」を搭載したと発表した。AIがユーザーの指示を学習することで、従来は困難だった意図通りの高精度なデータ化を実現する。

 「発注書AI-OCR(invox)」は、FAXやメール(PDF)で受け取った発注書をAI-OCRによってデータ化し、「BtoBプラットフォーム 受発注ライト」に自動で連携するオプション製品である。

 今回新たに追加された「読み取りAIエージェント」は、AIに対して発注書の読み取りルールやデータの変換方法を直接指示できる機能。AIが「どの項目をどのように抽出するか」というユーザーの意図をくみ取ってデータ化するため、例えば、同一商品で納品日や納品場所が複数に分かれているケースや、項目が縦横に不規則に並んでいるケースなどにも対応できる。

 これにより、従来は帳票ごとに必要だった読み取り範囲を指定(座標指定)する手間が不要になるため、入力業務の精度と効率が向上するとのこと。また、大規模言語モデル(LLM)を活用しており、「納品日の列。空欄の場合、前の行と同じ値にする」といった細かな処理ルールを、日常的な言葉(自然言語)で設定できる。

 さらに、取引先から受け取った発注書の明細部分を表示する際に、納品場所や納品日ごとに並び替えて確認できるようになる。横長の表も縦方向にグルーピングして確認できるため、受注担当者による目視確認の負担を軽減可能だ。

 なお、一般提供開始に先行して利用した尾家産業株式会社では、位置ズレによる誤読や、3~5分かかっていたレイアウトの再設定作業がほぼゼロになったほか、1~2分かかっていた納品日の分割作業も自動化により短縮され、1枚あたりの処理時間が従来比で60~70%削減されたとしている。