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NTTデータ先端技術、AIエージェント機能を搭載した統合運用管理ソフトウェア「Hinemos ver.7.2」

 株式会社NTTデータ先端技術は、統合運用管理ソフトウェア「Hinemos」の新版として、AIエージェント機能を搭載した「Hinemos ver.7.2」を4月22日より提供開始する。

 Hinemosは、「収集・蓄積」「見える化・分析」「自動化」といった統合運用管理に必要な機能をワンパッケージで提供するソフトウェア。

 今回の新版では、MCP(Model Context Protocol)サーバーに対応したAIエージェント機能を新たに提供する。利用者が自然言語で質問するだけで、システム運用状況の取得や、生成AIによる要約・分析を行えるようになる。

 さらに、さまざまな生成AIサービスと連携できる柔軟性を備えており、Hinemosが保有する膨大なシステム固有の運用情報を、利用者のニーズに合わせた生成AIサービスへ自動で受け渡せる。こうした仕組みにより、日々の運用状況の確認から、障害発生時の一次切り分けまでを生成AIに任せられるようになり、運用業務の効率化を果たせるとした。

AIエージェントの概要図

 また、電話・SMSなどの通信機能をAPIで提供するクラウドサービス「Twilio」と連携し、Hinemosから自動で電話やSMSを発信できる電話通知機能を搭載した。アラートが発生した際、担当者に対して人手を介さず確実に通知を送信できるほか、発信時のフロー制御にも対応しており、システムごとの発信先変更、グループへの一斉発信、優先度に応じた順次発信など、柔軟な運用に対応する。さらには応答確認も可能なため、障害発生時の連絡漏れ防止に貢献するとのこと。

 加えて、管理対象システムから発生する大量のメッセージを対象に、不要メッセージの抑制や関連メッセージの集約を行い、重要イベントを効率的に抽出するAIOps機能「Hinemosメッセージフィルタ」を強化。従来は実装が複雑になりがちだった非同期ルールアクションの終了待ち処理を簡潔に実現できる機能と、従来のルール変数では扱いにくかった構造化データを格納できる機能を追加した。これらの新機能により、複雑なルール開発の効率が向上し、システムごとに異なる高度な運用要件にも柔軟に対応した運用自動化を推進できるとしている。

 このほか今回は、Amazon Web Services(AWS)上にHinemosの試用環境を自動構築できるサービス「スマートスタート on AWS」を提供する。利用者は「Hinemosポータルサイト」から申し込むだけで、AWS上に2カ月間利用可能な評価版のHinemos環境を自動で構築できる。

 なお、単にHinemosをインストール済みのマシンイメージを提供するだけではなく、セキュアなネットワーク構成やログ管理など、運用管理サーバーとして必要となる基盤部分まで自動的に構築する点が特徴。評価期間終了後にHinemosサブスクリプションを契約すれば、そのまま、本番環境として継続利用することも可能だ。