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CTC、ハイブリッドクラウド運用サービス「CUVICAvail」

クラウド・オンプレミスの共通運用項目をメニュー化

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は14日、ハイブリッドクラウド運用サービス「CUVICAvail」を開始した。

 CUVICAvailは、オンプレミス環境、プライベートクラウド、パブリッククラウドに共通したシステム運用項目を標準化し、一律の月額メニューで提供するシステムインフラ運用サービス。標準化に際しては、大規模なクラウド環境のシステム運用や、ITインフラ運用・保守サービス「ElasticCUVIC」、AWSを活用した環境構築・運用サービス「CUVIC on AWS」での実績とノウハウを生かした。

 24時間365日の運用サポート体制の下、「監視」「障害対応」「設定変更」など、顧客が必要な運用サービスをシステム単位もしくは機器単位で提供。障害対応については、障害検知から障害箇所の切り分け、障害部品の交換まで一貫して支援する。顧客の環境や使用状況に応じた都度の料金設定ではなく、システム運用に関する作業ごとに料金を設定しているため、コストも最適化できるという。

サービス概要
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 提供例として、仮想化基盤サーバー3台、ストレージ3台、ファイアウォールやロードバランサーなどネットワーク機器6台規模のプライベートクラウド基盤では、月額76万4000円からの運用費用で、24時間365日のシステム監視・リモート障害対応、マルチベンダー製品保守一元窓口、四半期ごとの顧客先定例会を含めた月次レポートを提供する。

 今後は、サービス範囲をミドルウェアやさまざまなパブリッククラウド上のサーバーにまで拡大する方針。システムの保守サービスやクラウドサービスを提供している顧客を対象に、3年間で10億円の売上を目指す。

川島 弘之