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CTC、クラウドサービス「cloudage ElasticCUVIC」に6種の新オプション

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(CTC)は15日、クラウドサービス「cloudage ElasticCUVIC」において、同日より「DR」「ジョブ管理環境」「モバイルアクセス」「データ消去報告書」「仮想ファイアウォール」、11月より「ファイル転送ソフトウェアライセンス」の計6種のオプションサービスを提供すると発表した。

 cloudage ElasticCUVICは、ITインフラの構築・運用・保守をすべてサービス化し、月額で提供するサービス。各サービスを標準化することで、シンプルなメニュー化を実現しており、ITインフラと運用のレベルを4段階から選択するメインメニューに加え、ミドルウェアライセンスやテスト環境などの追加オプションで構成される。

 今回、新たに6種のオプションサービスを提供。

 「DR」(レベル1)では、CTCのデータセンターネットワークを使用して、遠隔でのデータ保管環境を実現。価格は月額12万円から。

 「ジョブ管理環境」では、日立のジョブ管理ソフト「JP1」をソフト保守サポートや管理サーバー、稼動監視・障害対応も併せてライセンス提供。価格は管理サーバーが月額10万円、エージェントが月額4万円から。

 「モバイルアクセス」では、CTC独自の企業向けモバイルデータ通信サービス「CTCビジネスモバイル」と組み合わせて、モバイル端末とcloudage ElasticCUVIC間で企業向けの閉鎖ネットワークを実現。価格はデータ通信量500MBまでの固定課金プランで月額3000円から。

 「データ消去報告書」では、フィンランドBlanccoのデータ消去ソフト「Blancco LUN Eraser」を用いて解約後のデータを消去し、証明書を発行する。価格は、データ消去作業ごとに35万5000円から。

 「仮想ファイアウォール」では、Fortinetの仮想アプライアンス型ファイアウォール「FortiGate」を稼動監視、障害対応、ポリシー変更、QA対応も併せて提供。価格はスループット500Mbpsまでのスタンダードモデルで月額15万円から。

 「ファイル転送ソフトウェアライセンス」では、セゾン情報システムズのファイル転送ソフト「HULFT」のライセンスを提供し、cloudage ElasticCUVIC上の環境と企業が保有するオープン系サーバーやメインフレーム間でのデータ連携を実現。

 CTCは今後も「DR」(レベル2)などのオプションを含め、さまざまな機能を拡充。企業が保有するオンプレミス環境と同等の機能を提供するクラウドサービスとして、cloudage ElasticCUVICを提供していく。

川島 弘之