ニュース

ラック、セキュリティ監視「SecureNetサービス」を地方データセンターに提供

 株式会社ラックは5日、地元でインターネットサービスを提供するデータセンター事業者向けのセキュリティ監視・運用付きソリューション「SecureNetサービス(セキュアネット)」を開始した。

 ラックでは、社会保障・税番号制度の導入など、地方自治体の個人情報管理にも一層の厳格化が求められている一方、サイバー攻撃の対象は中小企業や地方自治体などへと拡大しており、セキュリティ対策が遅れる地方の組織のリスクが高まっていると説明。SecureNetサービスでは、こうした地方のデータセンターに対して、ラックのセキュリティ監視センター「JSOC」の監視サービスを提供する。

 エンドユーザーが利用するデータセンターのインターネットの出入り口(アクセスポイント)に不正侵入防御装置(IPS)を設置し、JSOCから24時間365日の常時セキュリティ監視を行う。これにより、データセンター事業者は安全性の高いインターネット通信をエンドユーザーに提供できる。エンドユーザーとデータセンター間の通信も、閉域ネットワーク接続により安全なネットワーク網を実現。オプションでウェブフィルタリングサービス、メールフィルタリングサービスを提供する。

 データセンター事業者は、ラックの用意するIPSをデータセンター内に設置することにより、ラックのJSOCが提供するセキュリティ監視・運用サービスを利用できる。セキュリティ監視機器はラックが用意し、初期費用の投資がないため、すぐにサービスを開始できる。

三柳 英樹