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IIJ、DWH専用データベースをクラウドで提供

Greenplum DBとInfiniDBを選択可能

 株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は16日、クラウド型データベースサービス「IIJ GIOコンポーネントサービス データベースアドオン」のラインアップを拡充すると発表した。データウェアハウス(DWH)向けデータベース「Pivotal Greenplum DB」「InfiniDB」を7月1日より提供開始する。

 今回提供するサービスは、チューニング済みのDWHサーバー、ソフトウェアライセンス、サーバーの監視・運用を、まとめて月額料金で提供するもの。ユーザーは、処理性能を最大化するためのパラメータ設定など、高度なスキルを要求されるチューニング作業や運用管理の手間をかけることなく、DWH環境をすぐに利用できるという。

 また、物理的に独立したサーバー/ストレージ環境により、ほかのユーザーの影響をうけることなく、安定した性能を確保しているほか、高いセキュリティレベルを維持でき、安心して利用可能な点も特徴とのこと。導入にあたっては、初期データの移行作業や、既存システムとのデータ連携機能(ETL)の構築、BIツールの構築も、IIJがこれまで培ってきたノウハウをもとに提供するとした。

 ラインアップは、最少1台構成(1ノード)から手軽に始められる低価格なInfiniDBと、BI/データ集約用途に適した高い機能性と可用性を備えるPivotal Greenplum DBを用意。希望するユーザーにはトライアル環境も提供する。

 料金は、InfiniDBの場合、技術サポートがなくノード追加にも対応しない「InfiniDB インスタンス/CE」が、月額費用9万8000円(税別)から、技術サポートが付属しノード追加も可能な「InfiniDBクラスタ/EE」が、初期費用18万4000円(税別)、月額費用がノードあたり19万8000円(税別)から。

 一方、Pivotal Greenplum DBを利用する「Greenplum Databaseクラスタ/EE」では、初期費用が56万2000円(税別)、月額費用が2ノードあたり56万2000円(税別)から。

石井 一志