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NTT Com、インドで8つ目となる「バンガロール 2 データセンター」を開設

「インド バンガロール 2 データセンター」の外観(イメージ画像)

 NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は27日、データセンター関連サービスを提供しているグループ会社、インドNetmagic Solutions Private Limited(以下、Netmagic)を通じ、「インド バンガロール 2 データセンター」の提供を開始すると発表した。バンガロール近郊のにある工業団地「エレクトロニック・シティ」に位置しており、サーバールーム面積はインド最大級の約4600平方メートル(1400ラック相当)を用意したという。

 「インド バンガロール 2 データセンター」は、インドにおいて8番目となるNTT Comのデータセンター。同社ではNetmagicを通じてインドのデータセンターサービスを提供しており、現在はバンガロール、ムンバイ、デリー(ノイダ)、チェンナイで合計7つのデータセンターを展開しているが、さらなる顧客のニーズに応えるため、同センターを開設したという。

 一般的に電力供給が不安定で、停電も多いとされるインドの電力事情に対処するため、UPSなどの電力設備を二重化。24時間365日にわたって、安定した電力を継続供給できる点が特徴。また、空調・通信設備の冗長化や充実したセキュリティなどにより、インドでは最高レベルの信頼性やSLAを備えているとした。

 運用面では、ITILに基づく運用を行うほか、ISO 27001、ISO 9001、ISO 20000-1などの国際認証や、SAP認定を取得した運用体制を整備しており、オンサイトスタッフによる各種マネージドサービスやリモートハンドサービスなど、柔軟な運用サービスを提供する。

 なお、バンガロールは自然災害が少なく、政情も安定しているのに加え、アジアの中でも人件費や電力コストなどが安価なことから、インド国内だけでなく、近隣諸国からのディザスタリカバリ(DR)や、オフショア開発の拠点としても最適とのこと。

石井 一志