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NTT Com、インドにおけるデータセンターサービスを強化へ

2018年4月より新データセンター2棟が稼働

 NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は27日、インドにおいて8番目と9番目となる「インド ムンバイ 6 データセンター」と「インド バンガロール 3 データセンター」において、コロケーションサービスを2018年4月より提供開始する予定だと発表した。いずれも、データセンター関連サービスを提供するグループ会社のインドNetmagic Solutions Private Limited(以下、Netmagic)を通じて提供するもので、合計約160億円を投じているという。

 「インド ムンバイ 6 データセンター」は、インド最大規模となるサーバールーム面積約7900平方メートル(2750ラック相当)。ムンバイ国際空港から車で約15分の、利便性の高いエリアに立地する「インド ムンバイ 5 データセンター」と隣接する。

 一方の「インド バンガロール 3 データセンター」は、サーバールーム面積約5700平方メートル(1500ラック相当)。インド国内外のITサービス/BPO企業が多数の拠点を置く、バンガロール市内東部のWhitefield地区に立地している。

 いずれもデータセンター専用ビルとして、NTT Comが定める300項目以上のグローバル統一設備・運用基準に準拠。電力・空調・通信設備の冗長化やセキュリティ設備の導入などにより、インドにおいて最高レベルの信頼性やSLAを備えたサービスを提供するという。

インド ムンバイ 6 データセンターの外観イメージ
インド バンガロール 3 データセンターの外観イメージ

 これまでもNTT Comでは、インドでさまざまなデータセンターサービスを提供してきたが、すでに満床が近づいていることから、新たなデータセンター拠点を拡大する。今回の両センターにてサービスが開始されると、インドにおけるサーバールーム提供可能面積は、これまでの1.7倍以上にあたる、合計約3万2200平方メートルまで拡大され、インド最大規模のデータセンター事業者になるとのこと。

 なお新データセンターでは、インドグループ会社のNTT Communications India Network Servicesを通じて取得した、インド国際長距離通信(Virtual Network Operator - International Long Distance)ライセンスに基づいた、高速・大容量のインターネットサービスも提供予定としている。