ニュース

ぷらっとホーム、ルータ機能内蔵のIoT向けマイクロサーバー

ベースとなるOpenBlocks A7

 ぷらっとホーム株式会社は6日、マイクロサーバー「OpenBlocksシリーズ」において、新モデル「OpenBlocks A7/IoTR」を提供すると発表した。M2MやIoT(Internet of Things)通信に対応するほか、ルータ機能を内蔵しているのが特徴で、5月の出荷開始を予定する。

 「OpenBlocksシリーズ」は、Linux OSを搭載した超小型サーバー。今回発表された「OpenBlocksA7/IoTR」は、その最新モデル「OpenBlocks A7」をベースにしており、高い汎用性や拡張性はそのままに、M2MやIoTシステムでの利用を見据えて製品化された。

 TCP/IPはもちろん、IEEE 1888、REST、SOAPなどの広域インターネットプロトコルへ対応し、データの加工、処理・判断のためのプログラミングも可能。また、Oracle Java SE Embeddedが搭載されており、高い移植性を生かして既存のソフト資産を動かせるという。

 さらに、ルーター機能が強化されており、多拠点・多地点へのIoT展開を容易に行えるのもメリット。従来はルーター+サーバーの2機種構成であったシステムを1機種で実現できるため、システム構築時の機器数を削減でき、システム管理コストの削減が見込めるとのこと。

 価格はオープン。なお、3G通信、RS-485といった製品出荷時オプションにも対応する。

石井 一志