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ぷらっとホーム、本体動作温度条件を拡大したマイクロサーバー

 ぷらっとホーム株式会社は23日、マイクロサーバー「OpenBlocksシリーズ」において、M2MやIoT(Internet of Things)システム向けに、本体動作温度条件を拡大したモデル「OpenBlocks A7/InCabi」を発表した。温度条件がマイナス20度からプラス65度まで、湿度条件が5%~95%Rhに対応する。

 「OpenBlocksシリーズ」は、Linux OSを搭載した超小型サーバー。ARMプロセッサを採用しており、x86のAtomプロセッサと同等性能を提供可能ながらも低消費電力を実現しているのが特徴で、すでに、電力監視やセンサーネットワークなどのM2M分野に導入実績を持ち、M2MやIoT分野のネットワークゲートウェイ装置としての採用実績も多いという。

 今回発表した新モデルは、ベースモデルであるOpenBlocks A7の性能を踏襲し、TCP/IPはもちろん、汎用Linuxの特長を生かしてHTTP、REST、SOAPなどのプロトコルにも対応可能。その汎用性と拡張性はそのままに、M2MやIoTで必要とされる、寒冷地から猛暑地域までの屋内外キャビネット収容に対応し、幅広い地域や利用環境での使用が可能になった。

 さらに、出荷時オプションでOracle Javaが搭載でき、Java上に形成されたソフトウェア資源を活用可能な点もメリット。主要な通信事業者に対応した3G通信モジュールを内蔵できるほか、ローカルバス接続のためのRS-485インターフェイスも用意している。
 価格はオープンで、7月以降の出荷開始を予定する。

石井 一志