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SCSK、最適な高速化エンジンが選べるWAN高速化装置「RAPICOMR V3.0」発売

 SCSK株式会社は、株式会社クレアリンクテクノロジーの次世代型WAN高速化装置の新製品「RAPICOMR V3.0シリーズ」を1月27日より販売開始した。製品はラックマウント型とデスクトップ型があり、いずれもオープン価格。導入設置サービスおよび設計サービスも用意しており、こちらは個別見積もり。サービスメニューも含め、今後1年間で8億円の売上を目標とする。

 新製品「RAPICOMR V3.0シリーズ」は、WAN高速化性能を強化し、ネットワーク環境や通信プロトコルごとに最適な高速化エンジンが選択可能となっている。また、ブリッジ接続によりネットワーク構成をほとんど変更することなく、そのまま導入できる。また、データをキャッシュするためのHDDなどを搭載していないため故障が少なく、コスト面でも低価格となっている。

 「RAPICOMR V3.0シリーズ」の新機能としては、上述の選択可能な高速化エンジン、ブリッジ接続のほか、バイパス機能と高速化除外機能が挙げられる。バイパス機能によりバイパス動作をサポートしたことで、いかなる状況でも通信を止めずに業務の継続が可能だとしている。また、高速化除外機能により、トラフィック別に高速化除外も可能となったことで、導入時および運用時における評価、検証をバックアップ

 SCSKでは保守サービスメニューも提供。先出しセンドバック保守、平日9時~17時対応オンサイト保守、24時間365日対応オンサイト保守などのサービスをオプションで提供する。

 なお、SCSKでは2月に東京、3月に大阪で開催される「Cloud Days 2014春」に出展。新しいRAPICOMRの高速化性能のデモ展示を予定している。

工藤 ひろえ