SCSK、IPSの仮想セキュリティパッチでWindows XP継続利用を支援

　SCSK株式会社は18日、日本マイクロソフトによるWindows XPのサポート終了後も、Windows XPを継続利用できるようにするソリューション「Windows XP保護ソリューション」を発表した。IPS（侵入防止システム）の仮想セキュリティパッチを用いてシステムを保護する一方、IPSのシステム運用と24時間365日のセキュリティ監視を組み合わせて提供する。

　「Windows XP保護ソリューション」は、日本マイクロソフトによるWindows XPのサポート終了後も、移行作業が間に合わないなど、何らかの理由でWindows XPを継続利用しなくてはいけない企業を支援するためのソリューションである。

　このソリューションでは、企業のネットワークに日本HPのIPS「HP TippingPoint IPS」を設置し、Windows XPの脆弱性に対応する仮想セキュリティパッチを適応させることで、Windows XPのクライアントPCを保護する。

　また、CSIRT（Computer Security Incident Response Team）/SOC（Security Operation Center）サービスにより、侵入防止システムの設置や設定だけでなく、脆弱性診断による外部脅威の現状把握、導入後のシステム運用、ユーザー企業の環境に合わせたポリシーチューニング、セキュリティ監視に基づく影響範囲調査、解決策の提示までをサポートするとのこと。

　なお、ここで利用される仮想セキュリティパッチは、OSの種類にかかわらず発見された脆弱性すべてに対して適応されるため、Windows XPのみならず、ITシステム全体の脆弱性に継続的に対応できる点もメリットだ。

　価格は、HP TippingPoint IPSが300万円から、CSIRT/SOCサービスが月額20万円から。