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千葉県印西市、市民向け公開PCと庁内PCをVDI化~VMware仮想基盤とEMCストレージ採用

 千葉県印西市は、市民向け公開PCの仮想化プロジェクトおよび市役所の業務サーバー仮想化プロジェクトで、仮想化基盤に「VMware vSphere」と「VMware Horizon View」を、ネットワークストレージには「EMC VNX」、重複排除バックアップストレージ「EMC Data Domain」を採用し、本格稼働を開始。ネットワールドが10月7日に発表した。

 デスクトップとサーバーの仮想化基盤には、導入実績が豊富で既存アプリケーションへの対応が容易であるなどの理由から「VMware vSphere」、「VMware Horizon View」を採用したという。

 仮想化基盤用のストレージには、EMC社製ネットワークストレージ「EMCVNX」を採用。採用の理由としては、が採用されました。「EMC VNX」は、業務データを格納するための信頼性と可用性のほか、スケーラビリティの高さやVMwareの提供する「VAAI」(vStorage API for Array Integration)対応、負荷集中時には高い性能を維持できる「FAST Cache」機能などが評価されたという。

 PCの仮想化プロジェクトでは、市民向けに公開しているPCと庁内のPC合計30台をVDI(仮想デスクトップ)に移行したが、性能面での不満はまったくないことが実証されたことから、Windows XPのサポート期限切れに合わせて、庁内クライアントの一部をVDI環境へ移行可能か検討を進めているという。

 システムの構築・サポートは、ネットワールドとネットワールドのITパートナーである株式会社大崎コンピュータエンヂニアリングが担当した。

導入構成イメージ図

工藤 ひろえ