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CA、Linux環境向けデータ保護ソフト「CA ARCserve D2D r16.5 for Linux」

 CA Technologiesは9日、Linux環境におけるデータ・システム全体のバックアップ・リカバリに特化したデータ保護ソフト「CA ARCserve D2D r16.5 for Linux」を発表した。

 同製品は、物理・仮想環境で多く導入されているLinuxサーバーを、データやシステムを含めて丸ごと簡単にディスクにバックアップする製品。ファイルやフォルダ単位にきめ細かくリストアできるだけでなく、OSやデータを一度に迅速に復旧できるベアメタル復旧も提供するため、Linuxサーバーの可用性と事業継続性を向上するという。

 主な機能は、任意時点の復旧ポイントからファイルレベルでリストアできるイメージバックアップ、ストレージ使用量を抑えるブロックレベルの増分バックアップ、物理環境と同様の操作で行える専門知識不要な仮想サーバーの保護、異なるハードウェアへの復旧が可能なベアメタル復旧、AES暗号化と組み込み型の圧縮機能、Windows版同様の簡単操作による一元管理。

 昨今のIT環境では、WindowsとLinuxの環境が混在しているのが一般的だが、既存の「CA ARCserve D2D for Windows」に今回の「CA ARCserve D2D for Linux」が加わることで両環境の保護が可能な包括的なバックアップ・リカバリソリューションが提供できるとしている。

川島 弘之