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ミラクル・リナックス、Zabbix/Nagiosの監視統合ビューア「Hatohol」を開発

コミュニティを設立し、OSSとして公開

 ミラクル・リナックス株式会社は27日、オープンソース統合監視ソフト「Zabbix」および「Nagios」を利用した複数の監視サーバーを一括監視するビューアソフト「Hatohol」を独自に開発し、同日よりソースコードをOSSとして公開した。また、コミュニティ「Project Hatohol」を設立し、Hatoholの開発および運営を推進するとした。

 Hatoholは、複数のZabbixサーバー(またはNagiosサーバー)からデータを取得し、監視サーバーをまたいだ環境の一括監視を可能にする。Hatoholによって、将来的に見込まれる監視規模・拠点の拡大や、クラウドとオンプレミスのハイブリッド環境の監視などのニーズに応え、エンタープライズ環境での利用に対応する監視システムを実現するという。

Hatoholの画面例

 ミラクル・リナックスはHatoholのソースコードをコミュニティに公開することで、世界の開発者の協力を仰ぎ、機能を強化する。将来的には「Zabbix、Nagios以外の商用ソフトを含む監視サーバーの統合」「監視統合の機能に加え、設定管理の統合」「インシデント管理やジョブ管理との連携」といった機能強化を計画している。

川島 弘之