ニュース

SCSK、米Splunkのログ分析・検索ソフト「Splunk Enterprise」を販売開始

 SCSK株式会社は10日は、米Splunkと販売代理店契約を締結したと発表した。これに伴い、Splunkのログ解析ソフト「Splunk Enterprise」を同日より販売開始する。価格は個別見積もり。

 Splunk Enterpriseは、サーバー、ネットワーク機器、OS、アプリケーションなどから出力されるログなどの、いわゆる“マシンデータ”を解析するソフト。これらのデータを収集・インデックス化することにより、検索や分析、可視化を可能にし、データを障害対応などに活用できるという。

 また、あらゆる“マシンデータ”を取り扱える点も大きなメリットとのことで、テキスト形式のデータであれば非構造化データも容易に取り込めるほか、ビッグデータ解析技術を用いて、大量のデータをリアルタイムに処理することも可能とした。

 ライセンスには、「永久利用ライセンス」と「期間利用ライセンス」の2つのモデルを用意しており、Splunk Enterpriseが1日で取り込むデータ量に応じて料金が設定される。

 SCSKでは、ITオペレーション業務での障害対応やシステム診断/監視、運用の平準化といった用途に加え、アプリケーション管理業務におけるリソース管理や設定・変更管理、セキュリティインシデント調査、ビジネス分析といった分野に向けて提供していく考えで、今後3年間で100社以上への提供を見込む。

(石井 一志)