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仮想環境の運用を可視化する「Splunk App for VMware」新版

 Splunkは16日、仮想環境のオペレーションに対する包括的な可視性を提供する「Splunk App for VMware」の新版「バージョン3.1」を発表した。

 Splunkは、Webサイト、アプリケーション、サーバー、ネットワーク、センサー、モバイル機器から生成されるビッグデータを検索・監視・分析・可視化するソフト製品を扱う企業。Splunk App for VMware 3.1は、VMware環境に特化したプラグインで、仮想環境の運用を支援する。

 新版では、各種予測アルゴリズムにより、VMware VCenter、ESXiホスト、VMの将来のCPUリソース・メモリ・ディスク要件を予測できる。レポートは設定なしですぐに使えるものを200以上用意。VMware環境の運用状態の正常性を可視化し、パフォーマンスが低く疲弊したホスト・VM・データストアをリアルタイムに検出できる。

 仮想環境全体をインタラクティブかつ視覚的にマッピングする機能も搭載。事前定義されたしきい値に基づく統計比較を提供する。VMware環境の統計マップの正常な分布から外れる異常値をすぐに特定できるという。

 仮想レイヤとストレージシステムとの間の相関付け機能も搭載。トラブルシューティングや容量を最適化し、詳細調査のためにNetApp Data ONTAPストレージからのデータを直接ドリルダウンすることも可能という。

川島 弘之